女性がIT企業で活躍するために

IT業界の男女比は、男性が7割以上、女性が2~3割の企業が多数です。近年では女性の社会進出が浸透し、大学を卒業してからも働き続ける女性が増えました。そのため、20代の若手社員を見ると、女性の割合は4割以上にアップするケースもあります。
20代の女性社員の多くは、結婚や出産した後も働きたいと考えており、企業側も女性の活躍をサポートしています。具体的には、夕方4時や5時に勤務を終えられる短時間勤務制度や、自宅から仕事ができるテレワーク制度が代表例です。
男性社員には、女性の部下や同僚との接し方に関するセミナーを開催し、男女の性別関係なく平等に仕事ができる環境づくりを目指しています。
仕事の評価については、男女で性差は無く、成果に対して正当に評価しています。従来は女性は子育てで職場を離れるためキャリアが途絶えるとネガティブに考えられてきましたが、最近では子育てが終わった後も、休職前と同じポジションで働けるように変化している最中なのです。
ITは理系の分野のため、男性のほうが得意な傾向があります。確かに、SEとして働くのは男性が多いですが、女性がいないわけではありません。IT企業の職種はSEだけでなく、営業やヘルプデスク、経理、法務もあります。
女性比率の高いIT系企業では、SE以外の営業や経理の職種のほうが女性の割合が高いです。新卒入社時は一括全員SEとして採用されたとしても、その後の配置換えや異動のタイミングで営業職に変わり、女性らしさを発揮してスキルアップに励むケースもあります。